mamacoちゃんって、保育士だったから、イヤイヤ期の子育ても平気なんでしょー?
いやいやいや!それね、とってもよく言われるんだけど、そんなこと全然ないのよ。むしろ、イヤイヤ期の子どもを見たことがあるからこそ、恐ろしいと思ってたよ・・・。
だから娘が0歳の赤ちゃんの頃から対策してたの!!笑
え?!0歳からイヤイヤ期の対策ができるの?どういうことか教えてー!!
この記事では、現在2歳6ヶ月の娘を育てる元保育士が、娘が0歳の頃から行っていたイヤイヤ期を楽にするための実践を紹介します!
- イヤイヤ期がこわい
- 0歳からイヤイヤ期対策をしておきたい
- イヤイヤ期を少しでもラクにする方法が知りたい
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イヤイヤ期対策は0歳から!保育士ママが実践する6つの対策とそのすごい効果とは?
は、イヤイヤ期にびびりまくっていたわたしなんと、娘が0歳の時からイヤイヤ期を楽にするために
いろいろと対策をしていました。笑
元保育士ママと娘の実践を、具体例や実際の様子と併せて紹介します!
- 形容詞を教える
- 要求を伝える言葉を教える
- 習慣化(パターン化)しておく
- 親が約束を守る
- ルールを決め、95%守らせる
- 困ったときはママを呼ぶように教える
赤ちゃんからのイヤイヤ期対策①形容詞を教える
子どもが「イヤ!」と言っていても、何が嫌なのかわからないから大変、ですよね?
逆を言うと、何が嫌なのかがわかれば、対処しやすい!
そこで、子どもが感じた”嫌な気持ち”を少しでも表せるよう、形容詞をたくさん教えていました。
いい・嫌だ・困った・悔しい・寒い・悲しい・お腹空いた・眠い・変な感じ・おかしい などなど
もちろん、プラスの形容詞もたくさん使うようにしていましたよ。
でもこれは、意識しなくてもわたしは自然に出てくる言葉でした。
かわいい・きれい・好き・楽しい・うれしい・心地良い・やったー!(←これは形容詞じゃないけど) などなど
教えておいて良かった形容詞ナンバーワンは、
「欲しい」です!!!
子育てしてみてわかったことですが、子どもはこの「欲しい」と思う場面がとても多い。
だから、これを言えることで、ただ泣くのではなく大人に要求を伝えられるので、
こちらとしては子どもの気持ちがわかり対処しやすい!
ちなみにナンバーツーは「~がいい」。
「嫌だ」よりも、何が良いのかを言ってもらえるととても助かります。
実践例紹介①着替え編
【0歳のとき】
お着替えしよう~。
今日はどの服が良いかな?
あ、このクマさんの服が良いね~!
これにしよう!わ、かわいい~!
こんな感じで、端から見たら危ない人です。
人と会う機会がほぼもてない時代に生まれた娘にとってはわたしくらいしか言葉を話す人と出会えないので、意識してたくさんたくさん話していました。
【1歳のとき】
お着替えしよう~。
このピンクの服と、黄色の服、どっちがいい?
・・・?
(ママが適当に選ぶ)
こっちかな?かわいいね。
これがいいのね!
【2歳頃~】
娘専用の引き出しを用意し、そこから選ばせています。
実際にイヤイヤ期がきた2歳の娘に起きたすごい効果とは?!
着替えの場面で、この服はイヤ!と言うことはイヤイヤ期の子どもにはよくあるのですが・・・
娘の場合は、「これはイヤ」だけでなく、「こっちがいい」と自分で選んでくれるので、親はそれに応えればいいだけ。
子どもが「イヤ」だけでなく「〇〇がいい」と言えると、親は対処しやすいのでとってもラクです!
赤ちゃんからのイヤイヤ期対策②要求を伝える言葉を教える
イヤイヤ期の子どもは、自分の要求を伝えたいのに上手く伝えられないもどかしさを「イヤ」という言葉だったり泣く・暴れることで表現します。
けれど、「イヤ」と言われても何がイヤかわからなければ親は対処できないですよね。
そこで、要求を伝える言葉をたくさん教えておきました!!
「〇〇したい」
「〇〇したくない」
「〇〇が欲しい」
「〇〇はいらない」
「〇〇して!」
「〇〇はイヤ」
「自分でやりたい」 などなど
実践例紹介②おもちゃを取ってほしいとき
【0歳の頃】
娘の気持ちを汲み取り、代弁。
『おもちゃ取って』だね~。
はい、どうぞ。
同時に、ジェスチャーもやってみせます。
わたしは、両手を開いて拍手のようにトントンと合わせる動きをしていました。
動きは、パパママなど周りの大人が共通してできる簡単なものであれば、なんでもOK!
ベビーサインを習っているならそれでもいいですよ。
【実際の娘の様子】
まだ赤ちゃんということもあり、ぽかんとしていました。
大人がしっかりと目を合わせて話すことで、じっと見て話を聞いてくれました。
0歳後半には、自ら手をトントンと合わせてジャスチャーも始めましたよ!
【1歳すぎ】
娘の気持ちを汲み取り、言い方を教える。
『おもちゃ取って』って言おうね。(言えなくてOK)
はい、どうぞ。
実際の娘の様子
手をトントンとたたくジェスチャーができるようになり、よくやっていました。
上手には言えませんが、「とってー」と言いたいのかな?という雰囲気は感じられました!
【1歳後半~】※娘は言葉が早く、1歳10ヶ月で3語文が出てきたので。通常はもっと遅くてOK。
娘の気持ちを汲み取り、言い方を教え、言ってもらう。
どうしたの?
あ、『おもちゃ取って』だね。
少し待ちます。
上手に言えなくても、頑張って言葉を発したらOK。
はい、どうぞ。取ってって言えたね!
〇〇ちゃんが言ってくれたからママわかったよ。
教えてくれてありがとう。
子どもが“伝わってうれしい”と感じられるような言葉や
話してくれて“ママは助かる”というような言葉がけもプラスします。
実際の娘の様子
上手には言えませんが、「とってー」という雰囲気の言葉を発していました。
「あっあー」でも「うー」でも、何か言ったらOKにしていましたよ!
実際にイヤイヤ期がきた2歳の娘に起きたすごい効果とは?!
2歳すぎてイヤイヤ期ピークの頃になると
「おかし食べたい」
「抱っこして!」
「抱っこでご飯食べる!」
「あっち行きたい」
などなど
娘は要求を伝えられるので、親は対処でき、ぎゃーっと泣いて床に寝転がるということはありませんでした。
なぜか「眠い」だけは自分で感覚がわからないのか、ただただ限界なのか、その時はとにかく泣いていました。
ただ、それ以外は言えたので、何も言えないとき=眠いとわかり対処できました!
赤ちゃんからのイヤイヤ期対策③習慣化(パターン化)しておく
嫌がりがちな身の回りのことは、習慣化(パターン化)しておきました。
・家に帰ったら手を洗ってからリビングへ行く
・外で遊ぶときは帽子を被る
・道路やお店では手を繋ぐ
・食べる前には手を洗う などなど
”こういうときはこうするもの”と習慣になるようにしておきました!
やることが”当たり前”になると、やらないと気持ち悪いとさえ感じることもあります。
また、変化が苦手な1~2歳(3歳以降もかな?)にとって、やることをパターン化しておくのはとても効果がありますよ。
ただし、面倒なことに、これは続ける必要があるんです。
やったりやらなかったりは習慣にならず、あまり意味がありません。
逃げ道として…
「今日は〇〇だから特別ね!」と、伝えてやらないのもあり。
わたしはズボラなので、何かと理由をつけてやらないこともあります。笑
でも、95%以上はやるようにしたほうがいいです!
特別が特別でなくなるのは意味がないので。
実践例紹介③0歳から実際に取り組んできたこと
19時にお風呂、食事の前には手を拭くなどは生後5ヶ月頃から取り入れていました。
成長に合わせて、習慣を増やしています。
- 0歳2ヶ月:お風呂→保湿→就寝をパターン化。
- 0歳5ヶ月:食事の最後に水を飲む(虫歯対策)
- 0歳5ヶ月:食事の前後には「いただきます」「ごちそうさま」の挨拶をする。
- 0歳5ヶ月:お風呂→保湿→ドライヤー→歯磨き→就寝をパターン化。
- 0歳6ヶ月:外で遊ぶときは帽子を被る。
- 0歳6ヶ月:外から帰ってきたら手を洗ってからリビングへ行く。
- 1歳:道路やお店では手を繋ぐor抱っこorベビーカー(=一人歩きしない)
- 1歳:公園の敷地外では遊ばない(道路に出たら手を繋ぐまたは敷地内に戻す)
- 1歳:外から帰ったら玄関で靴と靴下を脱ぐ
実際にイヤイヤ期がきた2歳の娘に起きたすごい効果とは?!
公園から帰宅して、手を洗いたくないと駄々をこねているとき・・・
て、あらわない!
ん?でも外から帰ってきたら手は洗うよね?
え、洗わないってどういうこと?(とぼける)
嫌がっても、さも当然という態度をとると、娘は納得しやすいです。笑
うーん、ママも洗いたくないけど…外から帰ったら手は洗うものだからなぁ~。
ママがんばって洗うよ!一緒にがんばろ?
というような感じで、”外から帰ったら手を洗う”のはママの指示ではなく
“当然すること”のようになっていると親への反発を防げるので、かなりラクです!
親が自分の「やりたくない」気持ちに共感してくれていると感じるので、娘も折れやすいです。
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赤ちゃんからのイヤイヤ期対策④親が約束を守る
実はこれがいちばん大切かも。
イヤイヤ期対策だけではなく、子育てにおいてとても大切なんです。
わたしはマイナビの記事などでも口酸っぱく言ってます。
親が自分の言ったことをコロコロ変える(=言うことがブレる)のは、NG。
NGというか、もう、絶対ダメなレベル。
子どもの親への信頼感が失われます。
また、グズったからと言って親が子どもの要求を受け入れると、“グズればなんとかなる”と子どもは学習します。
その結果、グズっても要求が通らないときは、さらにグズり、段々と酷くなっていきます。
(赤ちゃんの断乳同じですよ~。泣いたからってあげると、もっと泣く)
実践例紹介④
- おやつを「あと1個ね」と言ったら、その1個しかあげない。
- 「洗い物が終わったら抱っこするね」と言ったら、洗い物が終わったときに子どもが忘れていても、「待っててくれてありがとう」と抱っこする。
- 「今日は何も買わないよ」と約束して買い物に行ったら、どんなに子どもが泣いても暴れても、絶対に買わない。
- 「また今度買ってあげるね」と言ったら、絶対にまた今度買ってあげる。
(できれば、「また今度」ではなく、具体的に「次のお休みのとき」「習い事のあと」などと伝えるとgood!)
このように、約束は必ず守るよう心がけていました。
正直、親としても気が抜けずキツいこともありますが、約束を守る習慣がないと、後々もっと大変になるので徹底していました!
実際にイヤイヤ期がきた2歳の娘に起きたすごい効果とは?!
我が家では、ジュースまたはジュレは1日個だけ、と飲み始めた1歳の頃から約束していました。
そのため、2歳のイヤイヤ期ピークの時期でも・・・
ジュース飲みたい~!
あれ?今日朝飲んだよね?
ざんねん~
ジュースは1にち1つだもんねえ。
ジュース!ジュース飲む~!!
うんうん、飲みたいね。
でも〇〇ちゃん、朝、飲んじゃったね。
仕方ないよ~。
何回かしつこく言ってくることはありますが、こんな感じのやりとりで最終的には納得します。
このやりとりの中で、大人が一度でも折れてしまうと、このようにスムーズにはいかなくなるので、絶対に譲らないようにしています。
赤ちゃんからのイヤイヤ期対策⑤ルールを決めて95%守らせる
【パターン化】や【親が約束を守る】と似ていますが、家庭でのルールを決め、守ることが当然と刷り込むのも効果的でした!
95%と書いたのは、ルールを完全に守るのは親にとってもしんどいときがあるから。
法律に触れないことなら、たまに疲れているときは破りたいですよね・・・。
でも、本当は100%が理想です。
実践例紹介⑤
- ジュースは1日1本まで
- 道路や駐車場などでは手を繋ぐor抱っこorベビーカー(=一人歩きしない)
- 公園の敷地外では遊ばない(道路に出たら手を繋ぐor敷地内に戻す)
- 遊具で遊ぶときは手に何も持たない・バッグなどは身につけない
- 遊具は長靴やサンダルを履いては遊ばない
- 店の中は走らない
- 会計前の商品は触らない
- 外で遊ぶときは帽子を被る
- 公園や公共施設のルールを守る
実際にイヤイヤ期がきた2歳の娘に起きたすごい効果とは?!
【ルールは守るもの】という価値観がしっかり刷り込まれたようで、かなり助かっています。
実際のやりとり:保育園のドアの鍵(子どもは触っちゃダメ)を開けようとしたときー2歳5ヶ月
うるちゃん、これは【大人がやります】だね。
やだ!うるちゃんがやる!!
でもね、ほらここ、【大人がやります】って書いてあるもん。仕方ないよ~
あー、【大人がやります】って書いてあるかぁ~。そっかそっか。
もちろん、もっとごねるときもありますが、「ルールはルール」とびしっと伝えると、最終的には娘が折れます。
このとき、怒ったり感情的になったりせず、
穏やかな表情で 淡々と 繰り返す と伝わりやすいですよ!
実際のやりとり:スーパーで会計前の商品を娘に持たせたときー2歳7ヶ月
先日、買い物かごを持っていなかったので、会計前の商品を娘に持ってもらおうと手渡してしまいました。(ママのミスです)
すると、娘が・・・
ピッピ(お会計)してないけど、いいの?
と聞いてきました。約束が身についている・・・!
あ!間違えちゃった!ごめんごめん。
ピッピしてから渡すね!教えてくれてありがとう!!
決めたルールをいつも守ってきたので、娘がしっかり覚えていてくれているんだなぁと思う出来事でした!
赤ちゃんからのイヤイヤ期対策⑥困ったときはママを呼ぶように教える
まず、自分が【困っている】という状況がわかるようになることが大切なので、「イヤイヤ期対策①形容詞を教える」も身につける必要があります。
①とこの⑥が身についていると、何かあったときにとりあえずママを呼ぶことが身につきます。
いずれは、ママだけでなく先生や周りの大人、友達などにヘルプを出すことにも繋げていくつもりです。
実践例⑥靴下が脱げなくて困っているとき
0歳~1歳6ヶ月くらいまで
きーっ!!(怒る・泣くなど)
(娘の近くまで行って)
どうしたの?
あ、靴下が脱げなくて困ったのね。
困ったときは、「ママーって呼んでね!」
ママがやってあげるよ~。はい、どうぞ。
・・・
1歳6ヶ月頃
きーっ!!(怒る・泣くなど)
(娘に少し近づいて)
どうしたの?困ってるのかな?
困ったら「ママ」って呼んでね!
ママー!
(娘の近くに行く)
はーい!なあに?
あ、靴下が履けなくて困ってるのね。
呼んでくれたからわかったよ。
困ったときはママを呼ぶといいんだよね!
呼んでくれてうれしいな♩
2歳頃
(娘に少し近づいて)
どうしたの?困ってるのかな?
困ったら「ママ」って呼んでね!
ママー!
(娘の近くに行く)
はーい!なあに?
あ、靴下が履けなくて困ってるのね。
呼んでくれたからわかったよ。
できないときは、「ママやって」って言おうね!
ママやってー
いいよ。ママがやるね!
2歳6ヶ月頃~現在
でーきーなーい~~(怒る・泣くなど)
(遠くからでも近くにいてもOK)
困ったらママを呼んでね!
ママー!
はーい!どうしたの?
できないー!!
そうかそうか。靴下が脱げなくて困ってるのね。
できないときはなんて言うんだっけ?
ママやってー!
いいよー!
困ったときはママに言えばいいんだよね!
言ってくれたからママわかったよ。
こんな感じで、娘の年齢や発達、ようすに合わせてステップアップしていっています。
実際にイヤイヤ期がきた2歳の娘に起きたすごい効果とは?!
【困ったときはママを呼ぶ】が定着しているので、ただただ泣いて床に寝転がったり、1人で怒り続けたりということはありません。
また、少しイヤイヤモードに入りそうなときも、声をかければ何が困っているかを言ってくれるようになりました。
なので、親がどうしたらいいかわからなくてお手上げ、という状況になりません。
娘が何も言わないとき=眠いときなので、そこは汲み取って対応します。
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イヤイヤ期を楽にしたい!ー保育士だからこそ、イヤイヤ期が恐ろしい!
娘が2歳6ヶ月になり、イヤイヤ期のピークは過ぎたかな?と思っている今日この頃。
今でこそ、イヤイヤ期についていろいろと書いていますが、
実はわたし、
イヤイヤ期がこわい
と思っていたんです!!
よく、保育士をしていたと言うと言われること。
「保育士だから子育て余裕でしょ?」
「保育士だから安心だよね~」
「イヤイヤ期だって平気でしょ」
いやいやいや。
そんなことはまっっったく!ありません。泣
むしろ、保育士だからこそ、こわかったのかも。。
イヤイヤ期のお子さんやそうでないけれど癇癪がひどいお子さんなどたくさんのお子さんとかかわってきました。
だからこそ、我が子のイヤイヤ期が本当に恐ろしかったです。
なぜなら…
子どもの本気のイヤイヤが手に負えないくらい大変なことをしていましたし、
たくさんの保護者から家での様子を聞いて
子どものイヤイヤが保育園幼稚園より家庭での方がひどいことを知っていたからです。
園ではなんとか切り替えたりどうにかなったりするのに家庭ではどうにもならない子、実際にたくさんいました。
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まとめ
0歳の赤ちゃんのときから言葉がけやかかわりを工夫することで、イヤイヤ期対策ができます!
言葉が難しくても、赤ちゃんのときから繰り返し伝えていれば、短い言葉や身振り手振りを覚えて使えるようになります。
ママとパパにしかわからない言葉やジェスチャーであっても、イヤイヤ期の子どもと向き合うにはものすごく有効です。
習慣や約束などは、長く続ければ続けるほど身につきます。
ぜひ、赤ちゃんの頃からイヤイヤ期の対策をして、いざイヤイヤ期が来たときに、少しでもラクに子育てできるようにしていきましょう!!
ご質問・ご意見などございましたら、InstagramのⅮMよりお気軽にご連絡ください。
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