わたしの母がね、昔祖母(母の母)によく「子どもに風邪をひかすな」と言われて、その言葉が今でも忘れられないんだって。最近になってわたしにも電話で言ってきたよ…
わたしたちの祖父母世代は、よく「風邪をひかさないように」って言われたり言ったりしてたんだよね、きっと。おばあちゃんも口癖なだけで、悪気はないのかも…?
子どもが風邪をひくのは、母親や父親のせいなのでしょうか?
- 子育て世代を苦しめるNGワード
- 子どもが風邪をひく原因
- “かわいそうばあさん”にならないため
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出産後母に言われたこと ー 無神経な祖母にご用心
わたしが娘を出産した2年前、母はわたしのことをとても気遣ってくれました。
それはたぶん、母が出産・子育てをしていた昔、祖父母世代から言われた無神経な言葉に、母自身がとても苦しめられたから。
特によく言っていたのは、「祖母(母の母)の言葉は気にするな」ということ。
祖母の言葉は気にするな?
この祖母というのは母の実母で、わたしが小さい頃からとてもかわいがってくれている、大好きなおばあちゃんです。
祖母は、人に対して悪意の全くないタイプで、それゆえに80歳を過ぎた今でも慕ってくれる人が多いです。
でも一つだけ難点が。
それは…
頭に浮かんだ言葉をすぐに口に出してしまう ということ。笑
祖母は、どこでとか誰にとかいつとかそんなのは関係なく、思ったときに思ったことを言うんです。
「昔飼っていた猫はバカだった」と言ったほんの数分後には「あの子は賢い猫でねえ」なんて言って話し出す。
認知症なんじゃない?と思われるかもしれませんが、母曰く、それは今に始まったことではなく若い頃からだそうです。
そして相手の話を聞かない。泣
なので、無神経な発言をすることも多いんですよね・・・。
わたしは祖母の人柄を知っているし、悪意がないこともわかっているから、「はいはい」って適当に返事をすることができるのですが…
初対面の方からしたら、「何この人」だと思います。だから一緒に外出すると神経使う、、
世の母親を苦しめるNGワード
そんな祖母がわたしの母親を苦しめた言葉の一つが
風邪ひかすな
方言なのでわかりづらいかもしれませんが、「風邪をひかさないように」という言葉です。
つまり、子どもは親のせいで風邪をひくので、親が気をつけなさいということ。
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風邪をひくのは親のせい? ー 子どもが風邪をひく原因
子どもが風邪をひくのは、本当に親のせいなのでしょうか?
子どもが風邪をひく原因
たしかに、
- 寒い日に薄着すぎる服装で外に何時間もいたら…
- お風呂上がりに身体を拭かずに遊んでいたら…
- ジャンクフードやお菓子ばかりの食生活だったら…
風邪をひく原因のひとつにはなるかもしれませんね。
しかし、風邪をひく原因はそれだけではありません。
風邪をひく子はひくしひかない子はひかない
子どもというものは、そもそも免疫が低いものです。
母親や父親がどれだけ気をつけていたとしても、風邪をひく子はひくし、気をつけていなかったとしてもひかない子はひかない。個人差が大きいです。
むしろ、6歳頃までにいろいろな菌を体内に取り組んで免疫をつけることが大切とも言われています。
子ども自身にも原因はある
子ども自身の性格や行動も大きくかかわってきます。
上着を着たくないと言う子どもに、寒いからと無理やり上着を着せるのは過保護と言われる時代です。
「寒いから上着を着よう」と伝えたり、着ないと言っても念のため上着を持って出かけたりするだけで、親としては充分気をつけているのでは?
親がある程度頑張っても、子ども自身がどうしても着たがらなくて風邪をひいたのなら、それは子どものせいです。
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親ではなく子ども自身に伝える ー “かわいそうばあさん”にならないために
「風邪をひかせないように」と言うのは、言う方からしたらそんなに悪気はないのかもしれませんが、言われた方はとても嫌な思いをします。
現にわたしの母は、この言葉にとても苦しめられたそうです。
日々、神経を研ぎ澄ませて「怪我をしないか」「発達はどうか」「よく眠れたか」「ご飯をちゃんと食べるか」などなど多くのことを気にしている母親(父親)が、子どもが風邪をひいたことまで責任を負わされたり責められたりするなんて、苦しいですよね。
巷でウワサの?”かわいそうばあさん”
しかし、このような母親の気持ちや、それぞれの事情などおかまいなしに、自分の言葉を投げかけてくるご老人は多いようです。
”妖怪かわいそうばあさん”などと言われて、世のママたちの悩みの種となっていますよね。
「靴下を履かせてもらえなくてかわいそうに」←自分で脱いだだけ/現代では裸足が推奨されている
「こんなに小さくてかわいそう。ちゃんと食べてるのかしら」←よく食べる/小さめでも成長曲線に入ってる/食べてくれない
「母乳じゃなくてかわいそう」←現代のミルクをなめるな/母乳について悩む母親の気持ちは考えてない
などなど、見ず知らずに親子に自分本位の言葉を投げかけてくる、あの謎の生き物です。
彼女らは、(もしかしたら悪意のある方も中にはいるかもしれませんが)大概はただ言いたいだけだったり、お節介すぎたりという方々でしょう。
悪気がなくてもやめて!
しかし、悪意がないからといって、何でも言って良いわけではありませんよね。
子育てに一生懸命は母親(父親)ほど、このよう無神経な言葉に深く傷つけられたり、イライラしたりしてしまいます。
それどころか、子ども自身が傷ついてしまうことも。。
では、「風邪をひかせないように」の代わりになんと言ったらいいのでしょうか・・・?
相手を気遣う挨拶に変えよう
「風邪をひかさないように」というのは、親に向けて言っていますよね。
これだと、子どもが風邪をひくかどうかは親の責任、ということになります。
ですので、そうではなく、子どもに向けて
「風邪をひかないようにね」
と言えばいいのです。
こうすれば、ただの”体調に気をつけて”という挨拶に変わります。
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まとめ
もしも”かわいそうばあさん”に出会ってしまったときは、自分の祖母のように、「本当はいい人だけれど口癖のように言葉にしてしまうだけなんだなぁ」と上手に流せたらいいなと思います。(できるかな?汗)
そして、将来自分が歳を重ねたとき、必死で子育てに奮闘する母親や父親を傷つける言葉は言わないように、気をつけたいなぁと思いました。
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